中央大橋歯科クリニック インプラントセンター併設

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予防歯科

予防歯科とは?

歯科領域の二大疾患であるむし歯と歯周病はどちらも歯を失う原因になります。歯を失うことで咀嚼、発音、審美障害など、日常生活におけるさまざまな弊害が生まれます。そしてなにより深刻なことは、一本の歯を失ったことが次の歯を失う原因になり、次々と歯が失われる負の連鎖に突入してしまうことです。これはあたかもドミノ倒しのように加速しながら歯が失われてきます。このような状態に陥らないためにも、最初の一本の歯を失わないようにすることが重要です。

お口の健康にとって意義のある努力は、悪くなってから治す努力ではなく悪くならないように努力することです。なぜならむし歯や歯周病は治療によって完全に元の状態に戻ることはないからです。そこで「むし歯や歯周病にならないためにはどうすればいいのか」を考え、実践するのが予防歯科です。むし歯と歯周病はどちらも原因は細菌で、細菌がお口の中に定着して増殖することで病気を発症させます。この細菌感染から発病までのプロセスのどこかで進行を食い止めるのが予防歯科の目的になります。予防方法はいろいろありますが、各患者様に適した予防方法を選択することが重要です。


予防歯科が目指す社会 ―8020運動―

超高齢社会を迎えている日本では80歳以上の方が現在800万人を超えています。元気な80歳以上の方が増えているのに対し、お口の中に残っている歯の数を調査してみると非常に少ないことが判っています。この結果が意味するところは、高齢になればなるほど歯のことで苦労されている方が多いということです。歯があるかどうかという問題は食生活に直結しており、食生活に不自由があるということは生活の質(QOL)の低下を意味します。一生自分の歯で食べる楽しみを保ち続けるために80歳で20本以上の歯を残すというスローガンを掲げる『8020運動』は、超高齢社会を迎えている日本にとって最も重要な課題と言えます。そのためにも予防歯科が担う役割は大変重要であると考えています。


むし歯は予防できます

むし歯の原因は主に4つに分類されます。

1.むし歯菌

2.糖分

3.歯質

4.時間

これらの4つの原因が揃ったときにむし歯になるということが判っています。逆に言うとこれらの原因の一つでも欠ければむし歯にはならないと言えます。むし歯予防のポイントはここにあります。


むし歯菌

むし歯の原因菌はミュータンス菌ということが判っています。ミュータンス菌はネバネバを作って歯にこびりつき、酸を出して歯を溶かします。細菌1個1個は肉眼では分かりませんが、お口の中では歯垢という形で確認できます。ミュータンス菌は元々お口のなかにいる細菌ではありません。出生後、なんらかの経路で感染したものです。その多くは小さいうちに一番接する機会の多い両親から感染することが多いようです。これを垂直感染と言います。

むし歯菌対策
  • 最も効率的なのは、ミュータンス菌に感染させないこと。つまり小さい頃から両親やその他の家族が注意することです。
  • ミュータンス菌に感染していても、細菌の数が少なければむし歯にはなり難くなります。つまり毎日のブラッシングや歯科医院でのクリーニングでお口の中の衛生状態を良くしておけばよいのです。
  • ミュータンス菌の活動を抑制するキシリトールやフッ素を利用するのも有効です。


糖分

砂糖の摂り過ぎがむし歯の原因になるということは昔から広く知られています。それは砂糖がミュータンス菌の作るネバネバと酸の原料になるからです。しかし、砂糖が入っている甘い物だけがむし歯の原因になるわけではなく、牛乳やご飯といった甘くないものでも、分解されて糖類になるものもたくさんあります。どういった食品がむし歯になりやすいのかということは知っておく必要があると思います。

糖分対策
  • 基本的に砂糖が入っている食品を食べ過ぎないことは大事です。
  • チョコレートやキャラメルのように歯にこびりつきやすいものは極力控えることも重要です。
  • キシリトールに代表される代用甘味料の摂取も有効です。
  • 一日に食べる回数を決め、規則正しい食生活を送ることも大事です。


歯質

むし歯の作り出す酸が増えると酸性度が高まり、歯が溶け始めます。この溶け始めの酸性度を臨界pH(ペーハー)と言います。この臨界pHは人によって異なり、溶けやすい人もいれば溶けにくい人もいます。溶けにくい歯にするためには、フッ素の使用が有効です。フッ素は歯の主成分であるハイドロキシアパタイトを溶けにくいフルオロアパタイトに変えます。また酸性度を改善させる要因として唾液の働きがあります。唾液には緩衝能と言ってお口の中のpHが下がるとそれを中和しようとする性質があり、唾液の質や分泌量でその能力が異なります。

歯質対策
  • フッ素入り歯磨きの使用は有効です。
  • 子供であればシーラントも有効です。
  • よく噛んで唾液をしっかりと出すことが重要です。


時間

むし歯の進行には時間がかかります。むし歯菌+糖分+歯質の3条件が揃っていて、尚且つ時間が必要なのです。つまり、お口の中がむし歯になりやすい環境にあっても、実際むし歯になるまでには時間的猶予が与えられているわけです。その猶予期間を過ぎるといよいよむし歯が進行してしまいます。食後に毎回完璧なブラッシングをするのは現実的ではありません。しかし時間的猶予を考えれば1日1回だけでも完璧なブラッシングができていれば問題ないはずなのです。

時間対策
  • 1日1回は時間をかけて細部まで丁寧にブラッシングをする。


歯科医院が行うむし歯予防

口腔衛生指導

歯科衛生士が患者様の生活習慣やブラッシング状況に合わせて適切なアドバイスをいたします。

  • 生活習慣の指導
  • ブラッシング指導

メインテナンス

毎日のブラッシングでは落としきれない汚れを専門の機械でキレイにします。また、お子様であればむし歯の予防処置を行います。

  • 専門の機械でクリーニングを行う(PMTC)
  • フッ素塗布
  • シーラント
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デンタルIQの向上

効率的にむし歯や歯周病を予防するには、ご自身のお口の中のことや病気のことをよく知って戴く必要があります。お口の中をよく知れば、自ずとお口の中の健康に対する意識も変わり、治療すること以上に予防することが重要であることがお解り戴けると思います。このような歯科に関する知識や意識のことをデンタルIQと呼び、このデンタルIQを高めることが予防への近道と考えています。

毎日のブラッシングと定期的なメインテナンス

むし歯や歯周病が発症して進行するまでにはかなりの時間を要します。逆に考えると、むし歯や歯周病がある程度進行しているということは、長い間歯垢や歯石が除去されずに残っていたということになります。仮に1日に1回、極端に言えば1週間に1回でもお口の中の汚れを完全に取りきれれば、むし歯や歯周病が進行することはないでしょう。

理論的には毎日のブラッシングでお口の中を完全にきれいにできれば、むし歯や歯周病にはならないでしょう。しかし現実にはブラッシングだけで全ての汚れを完全に取り除くことはできません。お口の中にはどうしても歯ブラシが届かない場所があり、そういった場所がむし歯や歯周病になりやすい場所となるのです。具体的には歯と歯の間や、奥歯の裏側がこのような場所になります。このような場所に関してはご自身で苦労なさらず歯科衛生士のプロフェッショナルケアに任せて下さい。歯ブラシの届きにくい場所まで専用の機械でキレイに汚れを落とします。

毎日のブラッシングで行き届かない部分をメインテナンスでケアすることで、定期的にお口の中はリセットされ、キレイな状態を保つことができます。